TV東京の家、ついて行っていいですか?を見て凄いバンドマンの存在を知った。
どーもー皆様!
新年あけましておめでとうございます。
初夢は歯が全部抜けて神社のお賽銭箱に抜けた歯を全部入れて「また歯が生えてきますように!!」と真剣にお願いをしていました!
でお馴染みのイジラレアーティストの松場です。
お正月はお酒を飲みすぎて溺れるとこでした。ロックですね!
ロックといえば1月7日に放送された【家、着いて行っていいですか】のドキュメンタリーでちょうど2ガロンの涙が出ました。
オナニーマシーンってバンドでボーカル兼ベースのイノマーさんとパートナーのヒロさんの物語。。。
イノマーさんは昨年の12月に癌でお亡くなりになってます。
パートナーのヒロさんが「本当に命を使い切って死んでいった」と言っていた。
映像を最後まで見た。
僕は、「本当に命を使い切って死んでいった。」と思ったし
イノマーさんの生き様が凄すぎて物凄い衝撃でしばらく動けなかった。
イノマーさんは舌を
3分の2摘出されているため言葉を伝えるのも難しい状態。
そして癌が転移し杖をついてやっと歩ける程の体力しか残されていなかった。
そんな中10月22日に豊洲で3000人の前でライブをする。
「目が見えない。視野が5メートルくらいしかない。」
ずっとしんどそうに唸っている。憔悴しきっている。
そんな状態のイノマーさんが舞台まで車椅子で運ばれお客さんの前に行くと
ゆっくりと地に足をつけ「舌ないけど歌います」とベースをかき鳴らし歌いだす。
四つん這いになりながら命を燃やし、歌っている。
会場を盛り上げまくる。物凄い映像だった。
震えた。
生命力が可視化されていた。
涙が止まらなかった。
音楽に命を捧げている人の映像。
芸人でいえば舞台で死ねたら本望だ。を体現している。
凄い。凄い。凄い。とかってに僕の口がつぶやいていた。
そのライブの1ヶ月後、意識不明の危篤状態になり、医師からは「場合によっては今晩。。。」と宣告。
しかし、銀杏boysの峯田がお見舞いに駆けつけ呼びかけると、峯田に抱きつく反応を見せた。
翌日に意識が戻り、イノマーさんの誕生日には退院し自分の家に帰るまで回復した。
峯田にイノマーさんが抱きついた時にパートナーのヒロさんが「峯田君に会いたいって言ってたもんね」と言っていた。
好きな人がいるって凄い。奇跡が起こせる好きというパワーは本当に凄い。
12月19日
イノマーさんは息を引き取った。
時間は2時50分。。。
「2時50分だ。。」と誰かが呟いた。
その場にドッと笑いが起こった。
親交のある江頭2時50分さんの名と同じ時間に息を引き取った。
この映像を最後まで見たときに、身体中の水分がなくなっていた。
なぜなら、2ガロンの涙がとめどなく流れたからだ。
そして糸井重里さんの言葉を思い出した。
「自分にとって、本当に大事なことってなんだろう。自分にとって、本当に大切な人って誰だろう。この2つを、本気で思っているだけで、いい人生が送れる気がする。」
番組の最後にスタッフがイノマーさんに「変なこと聞いていいですか?今のところ人生、どうですか?」と尋ねた。
イノマーさんは「楽しい。。。楽しかったよ。楽しすぎるのもよくないな」と微笑んだ。